LIFE LOG(カワカミ・レポート)

カワカミ・ノート

おもに都市計画やまちづくりに関わる考察などを書いていきます。

コンビニについて

 仕事柄、車で山の現場まで上って行くことが多い。
 行く途中でコンビニに寄るのだけど、最近確信したことがある。山の方にあるコンビニって、ヤマザキショップばっかりだ。
 調べてみた感じ、それまで「デイリーヤマザキ」だと思っていたけど、どうもデイリーヤマザキヤマザキショップはちょっと別物らしい。
 ヤマザキショップは、通常のコンビニと違い、いろいろと縛りが緩いようだ。運営費は月3万円のみでロイヤリティは0円。24時間営業しなくてもいいし、ヤマザキの商品を仕入れていれば、後は基本的に何をしてもオーナーの自由だという。要するにFCではなくVCに近い。
 オーナーの自由度が大きい代わりに、サービスが向上しにくく知名度も上がりにくいので、他のコンビニと競争すれば劣勢に立たされてしまう。都市部ではやりにくい。したがって、山地の商店数が限られており、競争社会とは縁遠い地域において、ヤマザキショップのような小売形態が成り立つのだろう。

「条件が緩やかなので大手コンビニが進出しづらいところに出店できるのです」(渡辺氏)

 それにしても、平地にあるコンビニってサービスがどんどん良くなって本当に便利だけど、あれは大丈夫なのか。オーナーについて良い噂を聞いたことがない。24時間営業はきつそうだし、そんなに儲かっているわけでもなさそう。本部が生かしつつ搾りとってる様相に、奴隷制と近いものを感じる。不況がずっと続いているから、商業がこうなってしまうのはどうしようもないのだけど。
 嫌になったら、山に移住して、ヤマザキショップをはじめるのも一つの手なんじゃないか。

 

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参考:https://nikkan-spa.jp/1607327/2